New RelicのInfrastructureについて見ていく
おはようございます( ◜◡◝ )
ゲームソリューション部/業務効率化ソリューション部のきだぱんです。
本ブログはClassmethod ゲーソル・ギョーソル Advent Calendar 2024の9日目のブログとなります!
ゲーソル、ギョーソルが気になる方は以下のブログも併せてご覧下さい!また、New Relic 使ってみた情報をシェアしよう! by New Relic Advent Calendar 2024 10日目の記事でもあります!
さて今回はNew Relicです!
現代のアプリケーション運用において、適切なインフラストラクチャの管理は欠かせません。
この記事では、New Relic Infrastructureを活用したインフラストラクチャモニタリングについて、初心者向けにわかりやすく解説します。
New Relicについて
New Relicはオンプレミス、クラウドを問わずあらゆるシステムメトリクスを収集して、ボトルネックの特定や障害対応を高速化します。
アプリやインフラの性能、ユーザー側のレスポンスまでリアルタイムで⼀元的にモニター可能で、顧客体験の向上、クラウドコストの削減、デジタルビジネスの成功に不可欠なすべてのエンジニアリングプロジェクトをサポートしてくれる製品です。
インフラストラクチャモニタリングについて
アプリケーションが正常に動作するためには、適切なコンピューティング環境が必要です。
インフラストラクチャモニタリングとは、サーバーOS、ミドルウェア、クラウドサービス(例:AWS)など、アプリケーションを支える基盤の状態を観測し、問題をいち早く把握するための仕組みです。
New Relicは、こうしたインフラ基盤のデータを収集・分析するための強力なツールを提供しています。
具体的には、以下のようなコンポーネントをモニタリング可能です。
- CPU使用率
- メモリ使用率
- ディスクI/O
- ネットワークトラフィック
これらのデータをもとに、インフラのボトルネックを特定し、最適なリソース配置やコスト改善を実現します。
New Relic Infrastructureの特徴
New Relic Infrastructureは、主要なOS(Linux、Windows、macOSなど)やコンテナ(Dockerなど)に対応しており、インフラ基盤を一元的に管理するためのツールです。
連携について
-
Infrastructure Agent
インフラ基盤のデータを収集するエージェントです。これをインストールすることで、サーバーやクラウド環境の状態を定期的に観測できます。 -
クラウドインテグレーション
AWSやAzureなどのクラウドサービスと連携し、クラウドリソースの監視も可能です。 -
サードパーティ連携
他のツール(例:Ansible、Chef)と組み合わせて柔軟に運用できます。
New Relic Infrastructureのインストール方法
New Relic Infrastructureを利用するには、まずInfrastructure Agentをインストールする必要があります。インストール方法は以下の通りです。
- CLIでインストール
New Relicが提供するスクリプトを実行するだけで、簡単にエージェントをインストールできます。
こちらは小規模な組織や、New Relicを試してみたい方に最適なオプションです。
このCLIコマンドを実行すると、New Relicがシステムを検査し、監視対象として適した他の互換性のあるテクノロジーを自動的に検出します。
また、デフォルトでインフラストラクチャステータスAPIも提供されます。
curl -Ls https://download.newrelic.com/install/newrelic-cli/scripts/install.sh | bash && sudo NEW_RELIC_API_KEY=INSERT_YOUR_API_KEY NEW_RELIC_ACCOUNT_ID=INSERT_YOUR_ACCOUNT_ID NEW_RELIC_REGION=INSERT_YOUR_REGION /usr/local/bin/newrelic install -n INSERT_THE_RECIPE_NAME
- 手動でインストール
自分で必要な設定を行いながらインストールする方法です。
例)Install on Linux systems with a package manager
- コンテナ環境での利用
Dockerコンテナとしてエージェントを稼働させることも可能です。
- 管理ツールを活用
AnsibleやChefなどのツールを使って効率的に展開できます。
ホストモニタリングとサマリ情報
インストールが完了すると、[Infrastructure] → [Hosts] → [Overview]からホストの状態を確認できます。
- CPU稼働率
- メモリ使用率
- ネットワーク送受信量
- エラーパケット数
- ディスク使用量(読み取り/書き込み量)
など
さらに、[Metrics]では、ホストのメトリクスに加えてアプリケーションのメトリクスも確認できるため、問題が発生した際には、1つの画面で同じ時間軸上に複数のメトリクスを重ねて分析し、それらの関連性を理解することが可能です。
Change Tracking機能を利用すれば、アプリケーションのデプロイメントが行われたタイミングをチャート上に縦の点線として表示し、デプロイメントがインフラストラクチャやアプリケーションのパフォーマンス、エラーなどに与える影響を把握することができます。
まとめ
New Relic Infrastructureは、インフラ基盤を効率的にモニタリングし、リソースの最適化や問題の早期発見を支援する強力なツールです。
特に、初心者でも簡単に始められるガイドインストールや直感的なUIは魅力的です。
インフラの状態を「見える化」することで、アプリケーションの安定稼働やコスト削減に貢献できます。
ぜひ、New Relic Infrastructureを活用して、インフラ管理を次のレベルに引き上げてみてください!
今回ご紹介したものは、標準機能に過ぎないのでカスタマイズして一つ一つに合った監視をぜひ行ってみて下さい!
New Relicに関するブログも沢山展開されていますので、是非こちらもご覧ください。
この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。